【DLsite専売】

面識もない名も知らぬ少女に。

混雑する電車はいつものことだ。
人と人とが互いの場所を奪い合うような居心地の悪い空間ではあるが、今はその状況に感謝している。
なぜならば、この無垢な少女にいくら近づこうとも不審がられないからだ。
いつからか、彼女を電車内で見かけてからというもの、毎日のように彼女の姿を探すようになった。
その可愛らしい容姿を眺めているだけで幸せな気分になれたからだ。
でも、今日は少しだけ、彼女に触れてみたくなった。
あまりにも無防備な姿を晒すから、それが自分にも許される気がしたのだ。

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